マーケットスピード II RSSが接続できない時に確認する項目【原因別チェックリスト】

マーケットスピード II RSSが接続できない時に確認する項目 マーケットスピードⅡ RSS

「マーケットスピード II RSSを設定したのに接続できない」「Excelに株価が表示されない」——この記事は、そんなときに確認すべき項目を、原因別に整理したチェックリストです。私自身、設定時にいくつもつまずいたので、その経験も交えて解説します。上から順に確認すれば、多くのケースで解決できるはずです。

⚠️ この記事は2026年6月時点の情報です。仕様は変更される場合があるので、最新情報は楽天証券の公式オンラインヘルプもあわせてご確認ください。本記事は個人の利用体験の記録であり、投資やツール利用を推奨するものではありません(詳細は末尾の免責をご覧ください)。

💡 まだ初期設定が済んでいない方は、先にマーケットスピード II RSSの使い方・初期設定をご覧ください。この記事は「設定したのに動かない」人向けです。

まず確認:症状はどれですか?

接続できない?ログインMS2にログイン済みかアドインExcelでRSS有効か時間帯市場が開いているか
図:RSSが繋がらない時の確認どころ

「接続できない」と一口に言っても、症状はいくつかあります。自分がどれに当てはまるか、まず確認しましょう。原因の切り分けが解決への近道です。

  • A:Excelに「マーケットスピード II」タブそのものが出ない → アドイン登録の問題(後述①②)
  • B:タブはあるが「未接続」のまま接続できない → 本体ログイン・初回同意の問題(後述③④)
  • C:「接続中」なのに株価が表示されない/更新されない → 関数・ネット・Excel設定の問題(後述⑤⑥⑦)

以下、原因を起こりやすい順に並べています。上から確認してください。

① マーケットスピード II 本体がログインしていない(最頻出)

最も多い原因です。MS2 RSSは、本体である「マーケットスピード II」がログイン状態でないと動きません。RSSは本体に相乗りして市況データを取得する仕組みだからです。

  • マーケットスピード II 本体を起動しているか
  • 本体にログインできているか(起動しただけでなく、ログイン状態か)

💡 公式情報でも、Excelアプリケーションを起動しただけではRSSは使えず、本体ログイン後にRSS関数ファイルを開くか、手動で接続ボタンを押す必要があるとされています。「Excelだけ開いても動かない」のは仕様です。

② Excelに「マーケットスピード II」タブが出ない(アドインの問題)

タブ自体が表示されない場合、アドイン登録に問題があります。

  • アドイン登録(xllファイルとxlamファイルの2つ)が完了しているか
  • Excelのビット数(32bit/64bit)に合ったxllファイルを登録したか

⚠️ ここは私もつまずいた点です。Excelが64bitなのに32bit用のファイルを登録すると、正しく動きません。自分のExcelのビット数を確認し、それに合ったファイル(MarketSpeed2_RSS_32bit.xll または _64bit.xll)を登録する必要があります。確認方法は使い方の記事で解説しています。

③ Excelが「ストアアプリ版」になっている

意外な盲点です。Microsoft Officeには「ストアアプリ版」と「デスクトップ版」があり、ストアアプリ版ではMS2 RSSは使えません

  • 使っているExcelが「デスクトップ版」か(ストアアプリ版だとRSS非対応)

💡 公式情報によると、ストアアプリ版で動作するのはMicrosoft Storeで提供しているアドインのみで、楽天証券のRSSは利用できないとされています。ストアアプリ版の場合は、デスクトップ版をインストールし直す必要があります。確認方法と対処は公式ヘルプに記載があります。

④ 初回の「利用同意書」に同意していない(見落としがち)

これは初めて使うときに必ず通る関門で、見落とすと接続できません。RSSを初めて使う際は、利用に関する確認書兼同意書への同意が必要です。

  • 初回利用時に、利用同意書に同意したか

💡 公式の手順では、マーケットスピード II にログインしてRSSの「未接続」ボタンを押すと、楽天証券webの同意書閲覧画面に移動します。内容を確認し「上記書面の内容を読み、同意します」にチェックを入れて「完了」ボタンを押すと、初めてRSSが使用可能になります。「未接続ボタンを押しても接続にならない」場合、この同意がまだの可能性があります。

⑤ インターネットに接続されていない

基本的なことですが、見落とされがちです。

  • パソコンがインターネットに接続されているか

💡 MS2 RSSは楽天証券のサーバーから情報を取得するため、ネット接続は必須です。当たり前のようですが、Wi-Fiが切れていた、というケースは実際にあります。

⑥ RSS関数の入力が正しくない

「接続中」なのに特定のセルだけ値が出ない場合、関数の問題かもしれません。

  • 関数のスペル・引数(証券コードなど)が正しいか
  • その関数がMS2 RSSに対応しているか(旧マーケットスピード RSSの関数で、II では使えないものがある)

💡 旧「マーケットスピード RSS」から移行した方は注意が必要です。一部の関数はMS2 RSSに対応しておらず、対応していない関数のセルには「※マーケットスピード II RSSでは利用できません」というメッセージが表示されることがあります。公式の置換ツールで変換できる場合があります。

⑦ Excelの更新頻度・再計算の設定

データが「固まって動かない」場合、Excel側の設定が影響していることがあります。

  • Excelの数式の計算方法が「手動」になっていないか(「自動」にする)
  • 立会時間(市場が開いている時間)かどうか(時間外は更新されません)

💡 MS2 RSSにはExcelの情報更新頻度を変更する機能もあります。デフォルトは2秒間隔です。立会時間外はそもそも株価が動かないので、「更新されない」と感じたら市場が開いているかも確認しましょう。

それでも解決しない場合

1MS2とExcelを再起動まず基本から2設定を見直すアドイン・ログイン3サポートに問い合わせそれでもダメなら
図:最後の切り分け手順

ここまで確認しても解決しない場合の、現実的な選択肢です。

  • 公式オンラインヘルプを確認する準備編に、各設定の詳細が画像つきであります
  • 一度すべて再起動する:Excelをすべて閉じ、マーケットスピード II 本体を再起動してから、もう一度試す(アップデート処理が絡んでいることがあります)

⚠️ 重要な注意:楽天証券のカスタマーサービスは、RSS関数の使い方や、自作・配布されたプログラムの動作についてはサポートしていません(後述の免責参照)。自作のExcelシートやマクロが動かない場合は、基本的に自己解決が必要です。この点は理解しておきましょう。

まとめ:切り分けが解決の近道

  • まず症状を「タブが出ない/接続できない/表示されない」のどれか切り分ける
  • 最頻出は「本体がログインしていない」と「初回同意の未完了」
  • Excelの種類(ストアアプリ版NG)とビット数(32/64の一致)も要確認
  • 自作プログラムの動作は楽天証券サポート対象外=自己解決

接続トラブルの多くは、上記のどれかに該当します。一つずつ確認すれば、たいていは解決できるはずです。設定が無事終われば、Excelが強力な投資ツールになります。焦らず切り分けていきましょう。


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免責事項

本記事は、筆者個人の利用体験を記録・共有することを目的としたものであり、特定の金融商品、投資手法、または取引ツールの利用を推奨するものではありません。株式投資には元本割れのリスクがあります。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

なお、マーケットスピード II RSSは楽天証券が提供するツールですが、楽天証券の公式案内によれば、インターネット上で配布されているRSSを組み込んだソフトや外部プログラムの利用について、また関数の使い方や発注できなかった理由について、楽天証券カスタマーサービスではサポートを行っていません。自作のプログラムやマクロの動作については、利用者自身の責任と判断で行う必要があります。

ツールの仕様・手順は執筆時点のものであり、変更される場合があります。最新かつ正確な情報は、必ず楽天証券の公式サイト・オンラインヘルプをご確認ください。本記事の内容を用いて生じたいかなる損害についても、筆者は責任を負いかねます。

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