マーケットスピードII RSS、関数の種類が多すぎて「結局どれを使えばいいの?」と手が止まっていませんか。
私も最初はまったく同じでした。関数の一覧を見ただけでお腹いっぱい……。でも、株価を「観測する(見る・記録する)」だけが目的なら、実際に使う関数はほんの数個です。この記事では、私が観測用のExcelツールで毎日使っている関数だけに絞って、用途と使い分けを非エンジニア向けにまとめます。(※このツールは相場を見るだけで、実際の売買注文は出しません)
⚠️ この記事の情報は2026年7月時点のものです。関数の正確な引数(設定の書き方)は変わることがあるため、詳細は楽天証券の公式マニュアルをご確認ください(本記事は仕様書の転載ではなく、非エンジニアの使い方メモです)。
また、私のシステムは観測・研究用で、実際の売買注文は一切出しません(read-only/読み取り専用)。
この記事で分かること(先に結論)
「RSS関数って何十個もあるけど、非エンジニアの自分が全部覚える必要ある?」——結論から言うと、“株価を見る・記録する”目的なら、覚えるのは3つで十分です。この記事を読むと、次のことが分かります。
- 観測でよく使う3つの関数と、それぞれで「何がとれるか」
- どんな時にどれを使うかの使い分け(早見表つき)
- 非エンジニアがつまずきやすいポイントと、その回避策
そもそもRSSとは、マーケットスピードIIが持っている「株価などのデータをExcelのセルに送り込んでくれる仕組み」のこと(RSS=リアルタイム・スプレッドシート・サービス)。難しいプログラムは要らず、Excelに関数を書くだけで数字が自動で入ってきます。
まず結論:観測で使うのはこの3つ【早見表】

| 関数 | とれるもの | こんな時に使う |
|---|---|---|
| RssMarket | 個別銘柄の時価・気配・出来高 | 気になる株を常にExcelで見張りたい |
| RssIndexMarket | 日経平均・TOPIXなどの指数 | 市場全体の“地合い(雰囲気)”を知りたい |
| RssFXMarket | ドル円などの為替レート | 為替が株に効く日を見ておきたい |
私の観測ツールも、土台はほぼこの3つの組み合わせでできています。順番に、非エンジニア目線で見ていきましょう。
① RssMarket|個別の株価・気配を見る(一番使う)
3つの中で圧倒的に出番が多いのが RssMarket(アールエスエス・マーケット) です。銘柄コードを指定すると、その銘柄の「今いくらか(現在値)」「買いたい人・売りたい人の価格(気配)」「どれくらい取引されているか(出来高)」といった数字を、リアルタイムでExcelのセルに表示してくれます。
私は、気になる銘柄を1行に1つ並べて、その横のセルにRssMarketを置き、値を1秒ごとに更新しながら別のシートへ記録していく、という使い方をしています。人が画面に張り付かなくても、Excelが勝手に“観測日誌”をつけてくれるイメージです(もちろん、見て記録するだけで、売買はしません)。基本の作り方はマーケットスピードII RSSの使い方で図解しています。
② RssIndexMarket|市場全体の“地合い”を見る
RssIndexMarket(インデックス・マーケット)は、日経平均株価やTOPIXといった「指数(しすう=市場全体の平均のような数字)」を取得する関数です。個別の株が今日上がったか下がったかは、市場全体が上げ相場か下げ相場かで見え方が変わります。だから、個別銘柄を観測するときに、この“全体の空気”を横に置いておくと判断の背景が分かりやすくなります。
使い方はRssMarketとほぼ同じ感覚です。指数の記号を指定して、現在値をセルに出す。私は観測シートの一番上に日経平均を1行だけ置いて、「今日は全体的に強い/弱い」を一目で分かるようにしています。
③ RssFXMarket|為替(ドル円など)を見る
3つ目は RssFXMarket(エフエックス・マーケット)。ドル円などの為替レートをリアルタイムで取得します。為替は輸出企業の株などに影響することがあるので、「今日は円安・円高、どっちに動いた日か」を観測記録に添えておくために使っています。
為替に興味がなければ無理に使う必要はありません。私の場合は「株の動きの背景メモ」として、地合い(②)とセットで薄く見ている、くらいの位置づけです。
覚え方はシンプル。個別株はRssMarket、全体はRssIndexMarket、為替はRssFXMarket。まずはこの3枚のカードだけ持っておけば、観測は始められます。
非エンジニアがつまずいた順に3つ
私が実際に「あれ、動かない?」となった順に、つまずきポイントを共有します。ほとんどは慣れれば当たり前になりますが、最初は必ずどれかで止まります。
- マーケットスピードIIにログインしていない:RSSはマケスピ本体が起動+ログイン状態でないと数字が入りません。セルに変な表示(エラー)が出たら、まず本体のログインを疑う。
- 銘柄コードの指定ミス:全角・半角、コードの桁ちがいで空っぽになりがち。1銘柄だけで動作確認してから増やすと原因を切り分けやすいです。
- 銘柄を増やしすぎてExcelが重くなる:更新する銘柄が多いほどパソコンは重くなります。最初は数銘柄で始めて、様子を見ながら増やすのが安全。接続がうまくいかない時はRSSが接続できないときの対処もどうぞ。
非エンジニアが得た教訓:まず“読む”だけから始めれば、こわくない
RSSと聞くと「自動で売買される危ないもの」というイメージを持つ方もいますが、この3つの関数はデータを“読み取るだけ”です。お金は1円も動きません。まずは1銘柄をRssMarketで表示するところから始めれば、失敗しても損は出ず、安心して練習できます。実際に全銘柄を一気に観測する応用は全銘柄の気配をリアルタイムにExcelへ取り込むにまとめました。
まとめ
- 観測(見る・記録する)で使う関数は、まずRssMarket/RssIndexMarket/RssFXMarketの3つで十分。
- 個別株=RssMarket、全体の地合い=RssIndexMarket、為替=RssFXMarket、と役割で覚える。
- 最初は1銘柄・少数から。ログイン状態と銘柄コードを確認し、重くなったら数を減らす。
- これらは読み取り専用。売買注文は出さない“観測”から、安全に始められる。
関数を「全部覚えなきゃ」と気負う必要はありません。3枚のカードを持って、まずは1銘柄を眺めるところから。そこから少しずつ、自分だけの観測シートを育てていきましょう。
関連記事
まとめ:ボールを往復させ、最後は人が決める
- 監査AIの指摘を「投げっぱなし」にせず、「指摘→修正→再確認」を往復させる
- 実例では、🔴却下 → 修正+テスト追加 → 🟢合格、と4回のキャッチボールで決着した
- 直すだけでなく「直ったことを確かめるテスト」を付けるのが肝
- やり取りを記録に残すと、追跡でき、学びが貯まる
- そして——最後に判を押すのは、いつも人間
- 非エンジニアも「直したつもりを信じず、もう一度確認させる」習慣が応用できる
3回にわたってお伝えしてきた「複数のAIを安全に使う」話は、これで一区切りです。AGENTS.mdで共通ルールを定め(①の記事)、作る役と見る役を分け(②の記事)、レビューを往復させて、最後は人が決める。 この一連の段取りが、AIに安心して仕事を任せるための、私なりの答えです。
コードが書けなくても、この「考え方」は誰でも使えます。一つのAIを盲信せず、チェックを重ね、最後は自分の目で確かめる。AIと上手に付き合う鍵は、案外こうした”昔ながらの段取り”にあるのかもしれません。
<!– 内部リンク:第2期①②・記事1(公開済み)。第2期完結 –>
関連記事
- 👉 AIに実装させ、別のAIに監査させる仕組み【実装AIと監査AIを分ける】
- 👉 AGENTS.mdの書き方|CLAUDE.mdとの違いも解説【非エンジニア向け】
- 👉 【実録】コーディング未経験の会社員が、Claude Codeで15万行の自動売買システムを作るまで
無料テンプレート配布のお知らせ
Claude Codeを安全・便利に使うための設定テンプレート(CLAUDE.md)を無料配布しています。メールアドレスをご登録いただくと、すぐにダウンロードリンクをお送りします。
免責事項
本記事は執筆時点(2026年7月)の情報に基づく、筆者個人の体験の記録です。記事中の自動売買システムに関する記述は、特定の投資手法や自動売買の利用を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあり、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。また、本記事ではセキュリティに関わる話題に触れていますが、悪用防止の観点から、具体的な脆弱性や攻撃手法の詳細は記載していません。AIツールの仕様は予告なく変更される場合があります。最新情報は各公式ドキュメントをご確認ください。本記事の内容を用いて生じたいかなる損害についても、筆者は責任を負いかねます。


コメント